免許更新時間どのくらいかかる？受付時間、料金等も区分別に完全解説！

運転免許証の更新は、すべてのドライバーにとって重要な手続きです。免許の有効期間は運転者の運転経歴によって区分され、それぞれ講習内容や所要時間が異なります。スムーズに免許更新を行うには、自身の免許区分を把握し、必要な準備をしておくことが大切です。本記事では、免許更新の区分や講習内容、手数料、受付時間などについて詳しく解説します。

免許更新の区分、講習時間、料金、受付時間について

※東京都運転免許試験場（府中・鮫洲・江東）を参照

※地域によって費用・受付時間は異なるので、各免許センターのHPで確認するようにしましょう。

免許更新の5つの区分とは

運転免許証には有効期間があり、定期的に免許更新しなくてはいけません。運転免許の有効期間は運転者の年齢や過去の運転経歴により区分され、それぞれ免許証の色や有効期間、必要な講習が異なります。

主な免許区分は以下の5つです。

1. ゴールド免許(優良運転者): 5年以上無事故無違反の場合。有効期間は5年。
2. ブルー免許(一般運転者): 5年以上の免許所持で軽微な違反が1回までの場合。有効期間は5年。
3. 一定の違反あり: 複数回の交通違反や事故歴がある場合。有効期間は3年。
4. 免許取得後5年未満: 初回更新者は取得後5年未満の期間、講習が必要。有効期間は3年。
5. 高齢者: 70以上の方。

また70歳以上は高齢者講習の対象となり、一律に有効期間が短縮されます。

ゴールド免許の取得方法に関しては、こちらの記事をご参考にしてください

ゴールド免許を最短で手に入れる裏ワザを大公開！

各区分の講習内容と所要時間

免許更新の際には、各区分に応じた法定講習の受講が義務付けられています。主な区分の講習内容と所要時間は以下の通りです。

• 優良運転者講習(ゴールド免許): 30分の講習。交通安全やマナーについて学びます。
• 一般運転者講習(ブルー免許): 1時間の講習。安全運転の心得やルールを再確認します。
• 違反運転者講習: 2時間の講習。違反の危険性を学び、再発防止を誓います。
• 初回更新者講習: 2時間の講習。免許取得後の初回更新時に受講。安全意識を高めます。
• 高齢者講習: 3時間半の講習（高齢者講習・認知機能検査・運転技能検査をすべて行った場合）。70歳以上が対象。認知機能検査の結果で講習内容が変わります。

講習時間は法律で定められており、区分によって30分から3時間半と幅があります。違反の状況によっては講習時間が長くなるので注意が必要です。

免許更新にかかる時間を把握して、スケジュール管理をしっかり行いましょう。講習時間は区分により大きく変動するので、自身がどの区分に当てはまるのかを事前に確認しておくことが大切です。

免許更新の手数料は?

免許更新の手数料は、講習区分により異なります。2024年2月時点の料金は以下の通りです。

• 優良運転者講習: 3000円
• 一般運転者講習: 3300円
• 違反運転者講習: 3850円
• 初回更新者講習: 3850円
• 高齢者講習（高齢者講習・認知機能検査・運転技能検査をすべて行った場合）:8950円

高齢者講習については、認知機能検査の結果によっては追加の検査や診断書提出が必要となる場合があります。これらの費用は別途自己負担となりますので注意が必要です。

免許更新の受付時間と曜日

免許更新の受付時間は、平日と日曜で異なります。また講習区分によっても多少の違いがあります。

平日の受付時間帯は原則午前8時30分から午後4時までですが、優良運転者講習のみ午前11時30分から午後1時までの昼休憩時間が設けられています。

日曜日は午前8時から午後4時まで受付していますが、優良者・高齢者講習は午前11時30分から午後1時まで、その他の講習は午前11時から午後1時までの昼休憩があります。

土曜日と祝日は原則として受付を行っていません。年末年始(12月29日〜1月3日)も休みとなります。

講習終了後、免許証の交付は午後5時までです。受付時間に余裕を持って訪れるようにしましょう。

免許更新の流れ

免許更新の一連の流れ

免許更新の手続きは、以下のような流れで進みます。

1. 有効期限の3ヶ月前に、都道府県公安委員会から「更新手続のご案内」通知が届きます。
2. 通知に記載された更新期間内に、免許センター等で受付を済ませます。申請書に必要事項を記入・提出します。
3. 視力検査を受けます。メガネやコンタクトレンズを使用する人は装着した状態で検査を受けます。
4. 免許証用の写真を撮影します。その場で無料で撮影できるので事前準備は不要です。
5. 講習区分に応じた更新時講習を受けます。講習時間は30分～3時間半です。
6. 手数料を支払い、新しい免許証の交付を受けます。引換えまで20分程度かかります。

以上の手続きで免許更新が完了します。混雑状況次第では半日以上かかることもあります。

スムーズに免許更新するためのポイント

事前準備でスムーズに免許更新

免許更新をスムーズに進めるには、事前の準備が欠かせません。まずは免許証の有効期限を確認し、更新期間を把握しておきましょう。期間を逃すと免許の失効につながるので注意が必要です。

円滑に手続きを行うため、必要書類や物品はあらかじめ準備しておくことが大切です。

視力検査は免許更新の際の重要な関門です。普段メガネ等を使用している人は必ず持参し、検査に臨みましょう。

混雑を避けるベストなタイミングは?

免許センター等の窓口は、月曜〜木曜の午前中が比較的空いています。スムーズに手続きを済ませたい人はこの時間帯を狙うのがおすすめです。

一方、日曜日や連休明けの月曜日、月末は非常に混雑します。更新期間終了間際も駆け込み需要が重なり、かなりの混雑が予想されます。

また平日でも、昼休憩の前後は窓口が混み合う傾向にあります。

効率的に免許更新を行うなら、混雑しやすい日や時間帯は避けることが賢明です。余裕を持って更新期間の早めに訪れるのが一番のポイントといえるでしょう。

事前の準備を整え、空いている時間を選んで手続きに臨めば、免許更新にかかる時間を最小限に抑えることができます。日程に余裕を持つことが、免許更新の鉄則だと覚えておきましょう。