中型二種は意味ない?大型二種・普通二種の違いと賢い選び方を解説

中型二種免許は、タクシーやバスの運転手になるために必要な免許だと思われがちですが、実際には多くの場合、中型二種免許を取得する必要はありません。本記事では、中型二種免許が必要ない理由や、それでも中型二種免許が向いている人の特徴、さらには大型二種免許を取得すべき場合について解説します。また、普通二種免許・中型二種免許・大型二種免許の料金と教習期間の比較も行い、自分に合った二種免許の選び方のポイントをお伝えします。

この記事を読んだらわかること

・大型二種免許があれば中型二種免許は不要な理由

・普通二種免許でも運転できる車両と仕事

・中型二種免許が向いている人の特徴と理由

・大型二種免許を取得すべき人の特徴と理由

・普通二種・中型二種・大型二種の料金と教習期間の比較

・自分に合った二種免許の選び方の3つのポイント

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基本的に中型二種を取る必要はない理由とは?

大型二種があれば中型二種で運転できる車両は全て運転可能

二種免許の中でも、中型二種免許を取得する必要がない場合があります。それは、大型二種免許を取得する予定がある場合です。

大型二種免許があれば、中型二種免許で運転できる車両は全て運転可能になります。つまり、大型二種免許は中型二種免許の上位互換と言えるでしょう。

そのため、将来的に大型二種免許の取得を目指すのであれば、わざわざ中型二種免許を取得する必要はありません。時間とコストの無駄になってしまいます。

大型免許と取得費用・期間に大きく変わりはないがキャリアが狭まる

小型バスの運転手を目指す人にとっては中型免許で十分ではあるが、路線バスやツアーバス、空港リムジンバスなど、あらゆるタイプのバスの運転には大型二種免許が欠かせません。なので中型免許だとキャリアの幅が狭まってしまいます。

なのでキャリアを広く考えている方は大型免許の方がおすすめです。

普通二種免許でタクシーなど運転可能

また、多くの場合、普通二種免許だけで十分な仕事もあります。例えば、タクシーやハイヤーの運転には、普通二種免許で事足ります。

介護タクシーなどの運転でも、乗車定員が10人未満の車両であれば、普通二種免許で対応可能です。中型二種免許が必要になるケースは、それほど多くはないのです。

普通二種免許の教習時間は中型二種免許より短く、費用も安く抑えられます。まずは普通二種免許の取得を検討し、本当に中型二種免許が必要かよく考えましょう。

それでも中型二種免許が向いている人の特徴

タクシー運転手としてキャリアを広げていきたい人

基本タクシー運転手では普通二種免許で事足りますが、中型二種免許を持っていれば、普通二種免許だけでは運転できない大型のジャンボタクシーなども運転できるようになります。これは、乗客の需要に柔軟に対応するために重要な条件となります。

また、タクシー会社への就職の際、普通二種免許だけでは選択肢が限られてしまう可能性もあります。中型二種免許の取得は、就職の幅を広げるためにも有効だと言えるでしょう。

小型バスの運転手を目指している人

小型バスの運転手を目指す人にとっても、中型二種免許の取得は欠かせません。乗車定員11人以上の小型バスを運転するには、中型二種免許が必要だからです。

普通二種免許では運転できる車両の大きさに限界があり、小型バスの運転はできません。小型バスの運転手として活躍したい人には、中型二種免許の取得が強く推奨されます。

観光バスやスクールバスなど、様々なシーンで小型バスの需要はあります。中型二種免許を取得して、小型バスの運転手を目指すのは、キャリアの選択肢を広げる上で有効な戦略と言えるでしょう。

今すぐ旅客運送の仕事に就きたい人

旅客運送の仕事に興味がある人にとって、中型二種免許の取得は早期就職への近道になります。中型二種免許は、バスやタクシーなど、旅客運送の仕事で広く必要とされている免許だからです。

中型二種免許を取得すれば、すぐにでも運転手としての仕事に就くことができます。普通二種免許だけでは就職先が限られますが、中型二種免許があれば選択肢が大幅に広がります。

大型二種免許の取得には長い時間がかかりますが、中型二種免許なら比較的短期間で取得が可能です。今すぐ旅客運送の仕事で活躍したい人にとって、中型二種免許は最適な選択肢と言えるでしょう。

旅客運送の仕事に就きたいと考えている人は、自分のキャリアプランに中型二種免許の取得を組み込んでみてはいかがでしょうか。きっと、就職への道が大きく広がるはずです。

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大型二種免許を取るべき人の特徴と理由

バス運転手を目指す人

バス運転手を目指す人にとって、大型二種免許の取得は必須条件と言えます。バス会社への就職には、ほぼ全ての場合で大型二種免許の取得が求められるからです。

路線バスやツアーバス、空港リムジンバスなど、あらゆるタイプのバスの運転には大型二種免許が欠かせません。中型二種免許では、バス運転手として働くことはできないのです。

バス運転手を目指すなら、まず大型二種免許の取得を目標に定めましょう。大型二種免許の取得は、バス運転手としてのキャリアの第一歩となります。

下記の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

バス運転手の年収を徹底解説|路線や観光バスの種類、経験年数による給料の違い

将来的に様々な旅客車両の運転をしたい人

将来的に、バス以外の様々な旅客車両の運転をしたいと考えている人にも、大型二種免許の取得がおすすめです。大型二種免許があれば、あらゆる旅客車両の運転が可能になるからです。

例えば、大型二種免許は貨物自動車の運転にも活かすことができます。旅客バスとトラックでは、車両の構造や運転方法に共通点が多いのです。

また、大型二種免許を活かして、観光バスやマイクロバスのドライバーとして活躍することもできます。将来のキャリアの選択肢を広げるためにも、大型二種免許の取得は有効な戦略と言えるでしょう。

下記の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

観光バス運転手 きつい 観光バス運転手はきつい?仕事の実態と未経験からの転職方法を解説

旅客運送業の独立開業を考えている人

将来的に、旅客運送業の独立開業を考えている人も、大型二種免許の取得を視野に入れておくべきです。事業用車両を幅広く運転できる免許があれば、事業の選択肢が広がるからです。

例えば、大型二種免許があれば、路線バスやツアーバスの運行業務も請け負うことができます。免許区分が限定されていると、事業の幅を狭めてしまう恐れがあるのです。

開業後の事業拡大を見据えて、あらかじめ大型二種免許を取得しておくことをおすすめします。免許の取得は、独立開業に向けての重要な準備の一つと言えるでしょう。

普通二種免許・中型二種免許・大型二種免許の料金と期間の比較

各免許の教習料金の相場は20-60万と幅がある

二種免許の教習料金は、免許区分によって異なります。普通二種免許の教習料金は、おおむね20〜30万円程度が相場です。中型二種免許になると、30〜40万円程度まで料金が上がります。

大型二種免許の教習料金は、さらに高額になる傾向があります。相場は40〜60万円程度です。

ただし、これらは一般的な相場であり、教習所によって料金設定は異なります。事前に複数の教習所の料金を確認し、比較検討することをおすすめします。

各免許の教習期間も2~6週間と幅がある

教習期間も、免許区分によって差があります。普通二種免許の教習期間は、おおむね2〜3週間程度が一般的です。座学と実技をバランスよく行い、短期間で集中的に学ぶカリキュラムが組まれています。

中型二種免許の教習期間は、普通二種免許よりもやや長めです。一般的な教習期間は、3〜4週間程度です。大型車両の運転に必要な知識と技術を身につけるため、実技の時間が多めに設定されています。

大型二種免許は、教習期間が最も長くなります。標準的な教習期間は4〜6週間程度ですが、個人の習熟度によってはさらに長くかかることもあります。大型車両の運転には高度な技術が求められるため、十分な教習時間が必要なのです。

教習期間は教習所によっても異なるため、事前の確認が大切です。自分のペースでじっくり学びたい人は、教習期間が長めの教習所を選ぶのもよいでしょう。

各免許の維持費用は8000円-12000円程

二種免許の取得後は、免許の維持にもコストがかかります。二種免許は一種免許よりも維持費用が高くなる傾向があるのです。

二種免許保持者は、定期的な適性診断や講習の受講が義務づけられています。これらには、それぞれ数千円から数万円の費用がかかります。

また、二種免許の更新手数料も一種免許よりも高額です。普通二種免許の更新手数料は約8,000円ですが、中型二種免許は約1万円、大型二種免許は約1万2,000円となっています。

免許の維持費用は、長期的に見ると決して小さな金額ではありません。免許区分を選ぶ際は、取得後の維持費用も考慮に入れることが大切です。

下記の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

まとめ:二種免許を選び際の3つのポイント

二種免許の選び方には、主に3つのポイントがあります。

1つ目は、現在の仕事や将来のキャリアプランに必要な免許かどうかを見極めることです。二種免許は、主に旅客運送の仕事で必要とされます。自分の仕事や目指すキャリアに、二種免許が必要かどうかを冷静に判断しましょう。

2つ目は、教習料金や教習期間など、取得にかかるコストと時間を考慮することです。二種免許の取得には、一定の経済的・時間的コストがかかります。自分の予算や都合に合った免許を選ぶことが大切です。

3つ目は、免許の維持費用を長期的に負担できるかどうかを見通すことです。二種免許は、一種免許よりも維持費用がかかります。定期的な適性診断や講習の費用、更新手数料などを長期的に負担する覚悟が必要不可欠です。

これらのポイントを踏まえると、二種免許は慎重に選ぶべきだと言えます。安易な判断で二種免許を取得すると、無駄になってしまう恐れがあります。一度取得した免許を維持し続けるのは、経済的にも精神的にも大きな負担になります。

自分のキャリアプランをよく考え、本当に必要な免許を選ぶことが何より大切です。二種免許の取得は、プロドライバーとしてのキャリアを左右する重大な决断です。慎重に検討し、後悔のない選択をしていきましょう。

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