海コンとは？きついと言われている3つの理由！必要な資格等も併せて完全解説！

海上コンテナ輸送を支える海コン運転手の仕事は、長時間の待機やトレーラー運転の難しさなど、きつい面も多々あります。しかし、その仕事ならではの魅力もたくさんあるのです。本記事では、海コンの仕事の実態を解説し、そのやりがいを見出すためのコツをお伝えします。

海コンの仕事ってどんな仕事？

海上コンテナ輸送とは

海上コンテナ輸送とは、標準化された大型コンテナを用いて、船舶により国際的に貨物を輸送することです。コンテナの規格は世界的に統一されており、積み替え作業なしで輸送モードを切り替えられるのが特徴です。

日本は貿易立国であり、原材料の輸入や製品の輸出に海上コンテナ輸送が欠かせません。港に到着したコンテナは、岸壁のクレーンでトレーラーに積み込まれ、全国各地へと運ばれていきます。この海上コンテナの輸送を担うのが、海コン運転手なのです。

海コン運転手の仕事内容と一日の流れ

海コン運転手の主な仕事は、輸出入コンテナを港とその配送先との間で輸送することです。港でコンテナがトレーラーに積み込まれるのを待ち、積み込み完了後は配送先へ向かいます。

海コン運転手の一日は、トラックの点検から始まります。その後、指示された港へ向かい、ゲートでの手続きを済ませてからコンテナ積み込み場所へ移動します。コンテナの積み込みはクレーンオペレーターが行うため、海コン運転手はその間待機します。

コンテナの積み込みが完了したら、配送先へ出発します。配送先に到着したら、今度はコンテナの荷降ろしが行われます。再び荷降ろしの完了を待ち、空のコンテナを港またはコンテナヤードへ持ち帰ります。この繰り返しが、海コン運転手の基本的な一日の流れとなります。

海コンの仕事がきついと言われる理由3選

長時間の待機時間

海コン運転手の仕事で最もきついと言われるのが、港での長時間の待機です。コンテナ船の入港が遅れたり、荷役作業に時間がかかったりすると、数時間から長くは十数時間も待たされることがあります。

この待ち時間は港によって異なりますが、平均すると1日の労働時間の3割以上を占めるとも言われています。運転業務以外の時間が長いため、精神的・肉体的に負担に感じる運転手は少なくありません。

特に歩合制の場合、待機時間は収入に直結しないため、もどかしさを感じてしまいます。待機時間の使い方次第では、仮眠や書類整理など有効活用できる半面、時間を持て余してストレスが溜まることもあるようです。

トレーラー運転の難しさ

海コン輸送で使用されるトラクタ・トレーラーは、全長が16〜18mにもなる大型車両です。法定速度の遵守はもちろん、車両感覚をつかむまでには経験を積む必要があります。

特にトレーラーの運転は難易度が高く、旋回時には内輪差を意識しないと、車体がガードレールや歩道に接触してしまう恐れがあります。幹線道路だけでなく、狭い埠頭内での運転も求められるため、高度な運転技術が必要とされます。

左折時は車体の死角に歩行者や自転車が入り込む危険性もあり、トレーラーの特性を理解した安全運転が求められます。トレーラー運転の経験が浅いドライバーにとっては、大きなプレッシャーを感じる仕事と言えるでしょう。

景気の影響を受けやすい

海上コンテナ輸送は、国内外の経済情勢に大きく左右される仕事です。好況期には輸出入のコンテナ量が増え、運転手の需要も高まります。そのため、歩合制の場合は収入アップのチャンスとなるでしょう。

しかし、景気が悪化すれば、コンテナ量も減少の一途をたどります。すると、仕事量が減って収入も下がってしまうのです。アメリカ発の金融危機などの際には、海コン業界でもリストラが相次ぎました。

将来の見通しが立てづらい不安定さは、海コン運転手にとって大きなストレス要因と言えます。固定給の会社なら多少の景気変動は吸収してくれますが、歩合制の場合はその影響をもろに受けることになります。

景気に左右されない働き方を望むなら、やはり大手運送会社で固定給を選ぶのが賢明かもしれません。ただし、景気変動のリスクを理解した上で、高収入を狙うなら歩合制も魅力的な選択肢と言えるでしょう。

海コンの仕事の魅力的なメリット3選

荷積み・荷下ろし作業が少なく肉体的負担が軽い

海コン運転手の大きな特徴は、荷物の積み下ろし作業をほとんど行わないことです。コンテナの積み下ろしはすべてガントリークレーンなどの荷役機械で行われるため、運転手は車上で待機するだけ。

他の運送業では、パレットの積み下ろしや手積み・手下ろしが日常的に発生します。重量物の運搬は腰痛の原因にもなりかねません。その点、海コン運転手は荷役作業による肉体的な負担がほとんどありません。

特に中高年のベテランドライバーにとっては、体力の衰えを感じずに働ける職場と言えるでしょう。体力に自信のない人も、年齢を問わず挑戦しやすい仕事だと言えます。

ただし、長時間の運転による疲労は避けられません。適度な休憩を取りながら、安全運転を心がけることが肝要です。定時の運動や腰痛予防体操など、日頃からの健康管理も欠かせません。

歩合制で収入アップのチャンスあり

海コン業界では、歩合制度を導入している会社が多く見られます。運んだコンテナ本数に応じて賃金が変動するため、モチベーション次第で収入アップが望めます。

固定給に加えて歩合給が支給される会社もあれば、完全歩合制の会社もあります。後者の場合、自分の頑張り次第で収入が大きく変わるため、仕事へのやりがいに繋がることでしょう。

トラックの運転が得意な人なら、1日に4〜5本のコンテナを回送できます。効率的にオペレーションを行えば、月の手取りが40万円を超えることも夢ではありません。

もちろん、欲張って無理な運行をすれば事故のリスクも高まります。適度な休憩を取りつつ、余裕を持ったスケジュール管理が安全運転の秘訣です。海コンだからといって焦らず、着実に経験を積んでいきましょう。

ドライバー不足で求人が豊富

国内のトラックドライバー不足は深刻化しており、海コン業界も例外ではありません。船会社や物流会社では常にドライバーの募集が行われており、経験者はもちろん未経験者も歓迎する企業が増えています。

特に若手ドライバーの採用意欲は高く、20〜30代であれば未経験でも門戸が開かれています。運転免許取得のサポートから、トレーラー運転の指導まで、手厚い教育体制を整える会社も少なくありません。

女性ドライバーの活躍の場も広がりつつあります。最新のトラックは自動変速車が当たり前となり、パワーステアリングも一般的です。身体的な負担が減ったことで、女性も働きやすい環境が整ってきました。

とはいえ、長距離輸送が基本の海コンは、家事・育児との両立が難しいのが現状です。配偶者の理解と協力が得られるかどうかが、女性ドライバーの継続就業の鍵となるでしょう。働き方改革で、更なる環境整備が求められます。

こちらの記事も参考にしてみてください。

2024年6月15日 2024年問題でドライバー不足が加速？業界の未来とキャリアの希望を探る

海コンの仕事の平均年収は？

平均年収は400-500万程度

海コン運転手の平均年収は、400-500万程度になります。ただ、経験年数によって大きく変わってくるので、経験を積めば年収600万以上も可能になります。

ただし、これはあくまで平均値であり、歩合制の割合や運んだ貨物量によって、同じ経験年数でも収入に開きが生じます。また、大手企業と中小企業でも、給与水準に差があるのが一般的です。

経験年数を積んでスキルアップを図ることはもちろん大切ですが、自分のライフスタイルに合った働き方ができる会社を見つけることが、年収アップの近道と言えるかもしれません。

※年収はindeedの求人から自社調べにて算出しています。

歩合制と固定給制の収入の違い

海コン運転手の賃金形態は、大きく分けて歩合制と固定給制の2種類があります。どちらを選ぶかによって、年収も変わってきます。

歩合制の場合、運んだコンテナの本数に応じて賃金が決まります。単価は1本あたり1万円前後が相場で、月に40本運べば40万円の収入となります。効率的に配送を繰り返せば、月50万円以上の高収入も夢ではありません。

一方、固定給制の場合は、運んだコンテナ本数に関わらず、毎月決まった給与が支給されます。全国ト平均で25〜30万円程度ですが、大手企業なら30万円以上の求人もあります。安定した収入を得られる半面、歩合制ほどの高収入は望めません。

歩合制か固定給制か、どちらを選ぶべきかは人それぞれです。高収入を狙うなら歩合制、安定収入を望むなら固定給制と、自分のライフプランに合わせて選ぶのがよいでしょう。会社選びの際は、給与形態もしっかりチェックしておきたいポイントです。

海コンの仕事のきつさを乗り越える3つのコツ

待ち時間の有効活用法

海コンの仕事で避けられないのが、港での長時間の待機です。この時間をどう使うかで、仕事のストレスは大きく変わってきます。

まずは仮眠を取ることです。休息を十分にとれば、次の運転に備えることができます。また、書類の整理や次の運行のルート確認など、事務作業を片付けておくのもよいでしょう。

待機時間が長くなりそうなときは、本を読んだりスマホでニュースをチェックしたりと、気分転換を図るのも効果的です。ただし、飲酒は厳禁。アルコールは運転に大きな支障をきたします。

港の近くに運転手仲間と集えるような休憩スペースがあれば、情報交換をしたり愚痴を聞いてもらったりと、ストレス発散にもなるはずです。待ち時間のストレスをためすぎないよう、自分なりのリフレッシュ方法を見つけておくことが大切です。

先輩から運転のアドバイスをもらう

トレーラー運転の難しさは、海コン運転手にとって最大の悩みの種でしょう。初心者は教習所で基礎を学びますが、実践的な技術は現場で身につけていくしかありません。

まずは先輩ドライバーに同乗してもらい、アドバイスをもらいながら経験を積むことが大切です。狭い道での旋回のコツや、バックでの駐車のポイントなど、ベテランの技を盗むチャンスです。

車両感覚をつかむには、埠頭内をあえてゆっくり走行してみるのも効果的。速度を落とせば、ハンドル操作や車両の挙動の変化がよくわかります。感覚を身につけたら、徐々にスピードを上げていきましょう。

運転記録計などを活用して、自分の運転クセを把握するのもよいでしょう。急発進や急ブレーキの多さは要注意です。日頃から安全運転を心がけ、スムーズな発進・停止を身につけましょう。

円滑なコミュニケーションの重要性

海コン運転手は、港湾関係者や取引先との円滑なコミュニケーションが欠かせません。ミスのない配送を行うには、情報共有と相互の信頼関係が重要だからです。

輸出入申告などの通関手続きは非常に煩雑です。必要書類の不備は、スムーズな通関の妨げとなります。船会社や通関業者とこまめに連絡を取り合い、書類の確認を怠らないことが肝心です。

配送先でも、担当者との事前の打ち合わせが欠かせません。配送日時や荷下ろし場所の確認に加え、万が一の遅延の際の連絡先も聞いておくべきでしょう。

同僚ドライバーとのコミュニケーションも大切です。先輩の経験談は、若手ドライバーの良き指南となります。逆に、若手の発想や柔軟性に、ベテランが学ぶこともあるはずです。

報連相を怠らず、関係各所と「顔の見える」付き合いを続けることが、仕事をスムーズに進めるコツと言えそうです。困ったときに助け合える、良好な人間関係の構築を心がけたいものです。

海コンの仕事に向いている人の特徴

長距離運転が得意な人

海コン運転手に向いているのは、何といっても長距離運転が得意な人です。港から配送先までの距離は数百kmにおよぶことも珍しくありません。

高速道路の長時間運転では、眠気との闘いが避けられません。眠気を感じたら我慢せずに休憩を取る、適度に体を動かして気分転換を図るなど、眠気対策をしっかりと行いましょう。

車酔いしやすい人は、この仕事には不向きかもしれません。長距離ドライバーは、体調管理が何よりも大切。バランスの取れた食事と十分な睡眠で、コンディションを整えておくことが求められます。

忍耐力とストレス耐性がある人

海コンの仕事は、忍耐力とストレス耐性が試されます。港での長時間待機は、精神的にも肉体的にも負担が大きいものです。

イライラを募らせても仕方ありません。むしろ、待ち時間を自分なりに有効活用できる人は、この仕事に向いているかもしれません。

また、納期に間に合わせるためのタイトなスケジュールは、大きなプレッシャーとなります。余裕を持った計画を立て、臨機応変に対応できる柔軟性も必要でしょう。

ストレスに負けない強いメンタルを持つ人は、海コンドライバーに向いている素質があると言えます。

物流業界に興味がある人

海コンの仕事は、モノの流れを支える物流業界の一翼を担っています。その社会的意義を理解し、やりがいを感じられる人は、この仕事にうってつけでしょう。

世界経済のグローバル化が進む中で、海上コンテナ輸送の重要性は今後ますます高まると予想されます。国内外の経済動向に関心を持ち、新しい物流のあり方を考えることのできる人材が求められています。

物流のプロとして、サプライチェーンの効率化に貢献したいという思いを抱ける人。そんな向上心を持つ人なら、海コンの世界でその力を存分に発揮できるはずです。

海コンになるための条件・資格

海コンの転職に必須となる大型自動車第一種運転免許と牽引免許について、その条件や費用、取得期間などをまとめると以下のようになります。

大型自動車第一種運転免許

下記の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

2024年6月19日 大型免許取得が難しい5つの理由｜実際の取得条件・合格率・費用を解説

牽引免許

下記の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

2024年6月19日 牽引免許は難しい？費用や試験内容なども併せて完全解説！

ただし、これらの免許取得にかかる費用は、会社によっては補助制度があることも。求人情報をよく確認し、どのような支援が受けられるかを見極めておくことが大切です。

また、免許取得後は、実際の運転経験を積む必要があります。初心者ドライバーの場合、まずは先輩ドライバーの助手席に同乗するところから始まるのが一般的。徐々に実践的なスキルを身につけていくことが求められます。

海コンドライバーへの転職を考えるなら、これらの免許取得に必要な時間と費用を想定しておくことが欠かせません。自分の予算と スケジュールに合わせて、計画的に進めていきましょう。

海コンの仕事のキャリアステップ

一般的なキャリアパス

海コン運転手のキャリアパスは、経験年数に応じてステップアップしていくのが一般的です。入社1〜3年目は、先輩ドライバーの助手席に同乗し、仕事の流れを学びます。

3〜5年目になれば、一人前のドライバーとして単独での運行が任されるようになります。ルート配送や長距離輸送など、徐々に難易度の高い業務にもチャレンジできるでしょう。

ベテランの域に達する10年以上の経験を積めば、後進の指導役を任されることもあります。若手ドライバーの教育担当となって、技術面だけでなく精神面のサポートも行います。

さらに、運行管理者の資格を取得すれば、配車担当や運行管理の仕事に就くことも可能です。ドライバーとしてのキャリアを積んだ先には、マネジメントの道も開かれているのです。

下記の記事では運行管理者について解説しているので、参考にしてみてください。

2024年6月15日 運行管理者の給料は？仕事内容や年収、未経験からの転職について解説！

2024年6月19日 運行管理者のリアルな実態に迫る！デメリットとメリット、キャリアの全て

収入アップにつながるスキルと経験

海コン運転手の収入アップに直結するのが、高度な運転技術と物流のノウハウです。トレーラーを安全かつスピーディーに運転できれば、歩合制ではその分収入に跳ね返ってきます。

運転技術だけでなく、通関手続きや書類作成の手順をマスターすることも重要です。煩雑な事務作業を効率的にこなせれば、より多くの運行をこなせるようになります。

また、取引先に信頼される人柄も収入アップの鍵を握ります。配送トラブルの際にも、誠実な対応を心がければ、顧客からの信頼は厚くなるはずです。顧客満足度の高さは、運送会社にとっても大きな財産となります。

スキルと経験を積み重ねながら、ヒューマンスキルも磨いていく。そうした地道な努力の積み重ねが、海コン運転手のキャリアアップにつながっていくのです。

まとめ

海コンの仕事の正しい理解が大切

海コンの仕事は、大変できついというイメージを持たれがちです。確かに、港での長時間待機やトレーラー運転の難しさなど、ストレスの多い仕事であることは事実です。

しかし、仕事のきつさばかりが注目されるのは、海コンの仕事の一面しか見ていないからでしょう。肉体的な負担の少なさや、歩合制による高収入の可能性など、この仕事ならではの魅力も決して少なくありません。

海コンドライバーを目指すなら、まずはこの仕事の全体像を正しく理解することが大切です。メリット・デメリットをよく見極めた上で、自分に合った働き方ができるかを見定めましょう。

その上で、仕事のきつさを乗り越える工夫を考えることが必要不可欠。決して楽な仕事ではありませんが、向き合い方次第でやりがいを感じられる仕事でもあるのです。

きつさを乗り越える工夫とスキルアップ

海コンの仕事できついと感じるときは、どうやってそれを乗り越えるかを考えることが大切です。港での待ち時間の使い方を工夫したり、トレーラー運転の練習を積んだりと、自分なりの対処法を身につける努力が必要不可欠でしょう。

一朝一夕にはスキルアップできません。日々の小さな積み重ねが、大きな成長につながっていきます。失敗を恐れずチャレンジし、仲間の助言に素直に耳を傾ける。そんな前のめりの姿勢が、きっと仕事の壁を突破する原動力になるはずです。

スキルアップのためには、会社の教育制度を十分に活用することも重要です。研修会への参加やeラーニングの受講など、自己啓発の場は意欲的に利用しましょう。

海コンの世界で成長を続けるには、変化を恐れない柔軟性も必要です。新しい技術の習得や、時代の変化に合わせた働き方の模索など、常に向上心を持ち続けることが欠かせません。

自分に合った会社選びがキャリア構築のカギ

海コン運転手のキャリア構築を考えるなら、自分に合った会社選びがカギを握ります。大手企業か中小企業か、固定給か歩合制か、自分のライフスタイルに合った働き方ができる環境を選ぶことが何より大切だからです。

会社選びの際は、単に給与面だけでなく、労働条件や教育制度、福利厚生なども入念にチェックすべきでしょう。できれば、実際に働いているドライバーの話を聞くのも参考になります。

「年収1000万円も夢じゃない」といった甘言に惑わされるのは禁物。自分のペースでゆっくりとキャリアを積み重ねていける会社こそ、長く働き続けられる環境と言えるでしょう。

入社後も、会社都合に流されるのではなく、自分の理想のキャリアプランをしっかりと持つことが肝要です。ビジョンを失わず、地道に経験を積み重ねる。それが海コンドライバーとしての理想のキャリア構築につながるはずです。

海コンの仕事は、誰もが乗り越えられる壁ではないかもしれません。それでも、船便が途絶えることのない港は、海コンドライバーにとって無限の可能性を感じさせる場所のはず。