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増トントラックとは、一般的な4トントラックよりも積載量を増やした車両のことです。中型トラックをベースに、車軸やフレームを強化することで6.5トンから8トン前後の積載量を実現。大型トラックには及ばないものの、中型免許で運転できるため、大型免許よりも取得が容易という利点があります。本記事では、増トントラックの基本から選び方、メリット・デメリットまで徹底的に解説します。
- 増トントラックの定義と特徴
- 増トン車の車種別の寸法と積載量
- 増トン車の運転に必要な免許
- 増トン車のメリットとデメリット
- 増トン車の選び方のポイント
- 増トン車に関するよくある質問
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増トントラックとは?特徴と定義
増トントラックの概要
増トントラック(増トン車)とは、通常のトラックよりも積載量を増やしたトラックのことです。一般的な中型トラックをベースに、車軸やフレームを強化することで車両重量を増加させ、6.5トンや8トンといった大きな積載量を実現しています。近年、輸送ニーズの高まりを受けて増トントラックへの注目が集まっており、トラックメーカー各社がラインナップの充実を図っています。
一般的な増トントラックの定義
一般的に、4トントラックをベースとした増トントラックは以下のように定義されます。
車両総重量:8〜11トン未満
最大積載量:5〜6.5トン未満
この定義に当てはまるトラックは、中型トラックのワイドロングと同等の大きさと考えて良いでしょう。ただし、最大積載量が増えている分、タイヤなど一部の仕様が通常の中型トラックとは異なります。4トン車では積載量が足りず、かといって大型車では車両コストや維持費が高すぎるという場合に、増トントラックは最適な選択肢となります。
増トントラックの主な特徴
増トントラックの主な特徴は以下の通りです。
・中型トラックをベースとしながら、6.5トンや8トン前後の大きな積載量を実現
・車軸やフレームの強化により、車両重量が通常の中型トラックよりも大きい
・タイヤは中型トラックの6穴から、増トントラック用の8穴や10穴に変更されるケースが多い
・中型免許で運転できるため、大型免許が不要
・大型トラックに比べて車両価格が安く、維持費も比較的低く抑えられる
・トラックメーカー各社が積極的にラインナップを拡充している
このように、増トントラックは中型トラックと大型トラックの中間に位置する存在であり、輸送効率とコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。事業者のニーズに合わせて中型車と大型車の長所を兼ね備えた増トン車は、今後ますます活躍の場を広げていくことが予想されます。
増トントラックの車種別情報|寸法と積載量
増トントラックの代表的な車種
増トントラックには、トラックメーカー各社から多彩な車種がラインナップされています。代表的な車種をメーカー別に紹介しましょう。
・三菱ふそう:ファイター
・いすゞ:フォワード
・日野:レンジャー
・日産UD:コンドル
これらの車種は、いずれも各メーカーの中型トラックをベースに開発された増トン仕様車です。積載量や車両サイズなどの仕様は車種ごとに異なりますが、高い輸送効率と優れたコストパフォーマンスを実現しているという共通点があります。
車種別の寸法比較
増トントラックの車種別の寸法を比較してみましょう。ここでは、代表的な6トンクラスの増トン車の寸法を例に挙げます。
三菱ふそう・ファイター(平ボディ)
最大積載量:6,300kg 車両総重量:10,880kg
荷台長:5,750mm 全長:7,685mm
荷台幅:2,350mm 全幅:2,470mm
荷台高:400mm 全高:2,485mm
日野・レンジャー(冷蔵冷凍車)
最大積載量:6,600kg 車両総重量:10,900kg
荷台長:6,490mm 全長:8,910mm
荷台幅:2,140mm 全幅:2,340mm
荷台高:2,050mm 全高:3,390mm
いすゞ・フォワード(ウイング)
最大積載量:5,400kg
荷台長:6,210mm
荷台幅:2,405mm
荷台高:2,415mm
このように同じ6トンクラスの増トン車でも、車種によって寸法に違いがあることがわかります。
車種別の最大積載量の比較
続いて、増トントラックの車種別の最大積載量を比較してみましょう。ここでは、8トンクラスの増トン車を例に挙げます。
三菱ふそう・ファイター(平ボディ)
最大積載量:8,500kg 車両総重量:13,250kg
いすゞ・フォワード(アルミブロック)
最大積載量:8,000kg 車両総重量:13,590kg
UDトラックス・コンドル(平ボディ)
最大積載量:8,600kg 車両総重量:15,240kg
8トンクラスの増トン車は、メーカーや車種によって最大積載量に差があることがわかります。また、車両総重量が10トンを大きく超えるケースもあるので、運転に必要な免許にも注意が必要です。
以上のように、増トントラックの寸法や積載量は車種ごとに異なります。増トン車の導入を検討する際は、輸送ニーズに合わせて最適な車種を選定することが大切だと言えるでしょう。各メーカーのラインナップを比較検討し、積載量だけでなく車両サイズや価格、燃費性能なども考慮に入れながら、慎重に選ぶことをおすすめします。
増トントラックの運転に必要な免許
増トントラックの運転に必要な免許は車両総重量によって変わります。以下で詳しく解説します。
増トントラックと中型免許の関係
増トントラックの運転に必要な免許について説明します。基本的に、増トントラックのうち車両総重量が11トン未満の車両は、中型免許で運転することができます。多くの増トン車は中型免許で運転できるサイズに収まるよう設計されているため、大型免許を新たに取得する必要はありません。事業者にとって、大型免許を取得するための時間とコストを節約できるメリットは大きいと言えるでしょう。
大型免許が必要になるケース
ただし、注意が必要なのは、8トンクラスの増トン車の中には、車両総重量が11トンを超えるものが存在することです。車両総重量11トン以上の増トントラックを運転するためには、中型免許では不十分で、大型免許の取得が必要になります。自社の輸送ニーズに合わせて8トン超の増トン車の導入を検討する場合は、ドライバーの免許取得状況もしっかりと確認しておく必要があるでしょう。
下記の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください
大型免許の一発試験完全ガイド!合格率アップのコツ・試験内容・費用を解説増トントラックの運転で注意すべき点
増トントラックの運転において、もう一つ注意すべき点があります。それは、牽引免許の要否です。増トン車にトレーラーを連結して牽引総重量が11トンを超える場合は、普通免許や中型免許だけでは不十分で、牽引免許の取得が必要となります。増トントラックでトレーラーを牽引する可能性がある場合は、ドライバーの牽引免許取得状況についてもチェックしておきましょう。
また、増トントラックの中には、中型免許で運転できる車両と、大型免許が必要な車両が混在しています。車両の仕様を十分に確認せずに中型免許しか持たないドライバーが大型免許が必要な増トン車を運転してしまうと、無免許運転として罰則の対象となる可能性があります。増トン車の運転を任せる際は、ドライバーの免許区分と車両の仕様を照合し、必ず適切な免許を持ったドライバーが運転するようにしてください。
以上のように、増トントラックの運転に必要な免許は車両総重量によって異なります。増トン車の導入に際しては、車両の仕様とドライバーの免許取得状況を事前に確認し、適切な免許区分のドライバーを手配できる体制を整えておくことが重要です。スムーズで効率的な輸送を行うためにも、増トントラックの運転に必要な免許については、特に慎重に確認しておきたいポイントだと言えるでしょう。
増トントラックのメリット5点を解説
ここでは、増トントラックのメリットを詳しく解説します。
1.積載量アップによる輸送効率の向上
増トントラックの最大のメリットは、何と言っても積載量の大幅アップです。4トン車と比べて最大積載量が5〜6.5トン前後まで増加するため、一度の輸送で運べる貨物の量が飛躍的に増えます。積載量アップによって輸送回数を減らせるため、輸送業務全体の効率化を図ることができるでしょう。トラックの回転率も上がるので、限られた時間でより多くの輸送を行うことが可能になります。
2.大型トラックに比べて割安な車両価格
増トントラックのもう一つの大きなメリットが、大型トラックと比べて割安な車両価格です。10トン超の大型トラックの新車を購入しようとすると、1,000万円以上の費用が必要になることも珍しくありません。一方、増トン車の場合は大型車に比べて車両価格が3割程度安くなるのが一般的です。中古車市場では、200万円から600万円程度で増トントラックを購入できることも少なくありません。
3.大型車と比べて低い維持費
増トントラックは、大型トラックと比較して維持費も割安になる傾向があります。大型車と比べてタイヤなどの消耗品費用が安く、軽油の消費量も少なくて済むためです。大型車ほどの車庫スペースも必要ないので、駐車場の確保にかかる費用も節約できます。車検などの法定費用も大型車と比べて安価で済むケースが多いと言えるでしょう。増トン車なら、大型車に近い輸送力を発揮しつつ維持費を低く抑えられます。
4.既存の中型免許で運転可能
多くの増トントラックが、既存の中型免許で運転できるという点も見逃せません。大型トラックの運転には大型免許の取得が必要ですが、増トン車なら中型免許があれば十分です。新たに大型免許を取得するための時間と費用を節約でき、既存のドライバーにすぐ運転を任せられるというメリットがあります。免許の取得状況を理由にドライバー不足に悩む必要もなくなるでしょう。
5.レンタル・リースで柔軟に活用可能
増トントラックは、レンタルやリースで気軽に利用できる点も魅力です。シーズンや繁忙期など一時的に輸送量が増える時に、増トン車をレンタルやリースで調達すれば、必要なときに必要な分だけ輸送力を確保できます。増トン車の購入には多額の資金が必要になりますが、レンタルやリースなら初期投資を最小限に抑えつつ、大型車に匹敵する輸送力を手軽に利用可能です。
増トントラックのデメリット5つを解説
増トントラックにはメリットがある一方で、デメリットもいくつかあります。以下で詳しく解説します。
1.車両の大型化に伴う扱いにくさ
増トントラックは、通常の4トン車と比べてサイズが大きくなっています。そのため、細い道での取り回しや駐車場への出入りなどで扱いにくさを感じることがあるでしょう。大型トラックほどではありませんが、運転や車庫入れには4トン車よりも高度な技術が求められます。特に長尺の増トン車を狭いスペースで取り回す際は、熟練ドライバーの経験と技術力が物を言います。
2.高速道路の通行料金割高
増トントラックのデメリットの一つとして、高速道路の通行料金の高さが挙げられます。現行の高速道路料金では、車両の区分を車両総重量で決めています。多くの増トン車は車両総重量8トン以上のため、4トン車よりも割高な料金設定が適用されるのです。増トン車を高速道路で頻繁に走らせると、料金負担が大きくなる可能性があります。遠方への輸送を増トン車に任せる場合は、料金面での負担増にも注意が必要でしょう。
3.ドライバー不足のリスク
増トントラックは中型免許で運転できるため、大型免許ほどではありませんが人材確保が難しくなるリスクがあります。増トン車の運転には、中型免許に加えてある程度の経験と高い運転技術が求められます。そのため、中型免許を持っていればすぐに増トン車の運転を任せられるわけではありません。増トン車の導入を検討する際は、必要な技能を持つドライバーを十分に確保できるかについても考慮に入れる必要があるでしょう。
4.大型車と比べて狭い車内空間
増トントラックの車内空間は、10トン超の大型トラックと比べるとかなり狭くなっています。4トン車と同様の中型キャブが使われているためで、ゆったりとした居住性は期待できません。大型トラックのように車内で仮眠を取ったり、長時間の運転でくつろいだりといったことがしにくいのです。長距離輸送などドライバーの居住性が重視される用途では、増トン車は不向きな場合もあります。
5.積載スペースの制約
増トントラックの最大積載量は、大型トラックに迫る数値を実現しています。しかし、荷台の長さは4トン車とさほど変わらない場合が多く、長尺の貨物を積載しにくいというデメリットがあります。4トン車の荷台を超える長さの貨物を満載すると、容易に車両総重量オーバーに陥ってしまいます。増トントラックは重量物の輸送に適していますが、長尺物の輸送が必要な場合は不向きだと言えるでしょう。
以上のように、増トントラックにはメリットとデメリットがあります。輸送品目や走行ルート、ドライバーの確保状況など、様々な要素を比較考量しながら、自社の事業にとってプラスになるかを慎重に見極める必要があるでしょう。増トン車の特性を十分に理解した上で導入の是非を検討することが、成功の鍵を握っていると言えます。
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増トントラックの選び方
増トントラック購入時のポイントや選び方について解説します。
増トントラック購入時のポイント
増トントラックを購入する際は、自社の輸送ニーズを満たす最適な車種を選ぶことが何より重要です。増トン車選びのポイントは、以下の5つにまとめられるでしょう。
- 最大積載量:輸送する貨物の量に合わせて、必要十分な積載量が確保できる車種を選びましょう。
- 車両サイズ:輸送ルートの道路事情に適したサイズの車両を選ぶことが大切です。全長や全幅のほか、荷台の長さや幅にも注目しましょう。
- 車両価格:予算と相談しつつ、コストパフォーマンスの高い車種を選ぶことが賢明です。増トン車は同クラスの中でも価格差が大きいので、見極めが重要です。
- 燃費性能:軽油価格の高騰が続く昨今、燃費性能のよい車種を選ぶことが肝心です。エンジン性能や環境性能もチェックしておきたいポイントです。
- アフターサービス:故障したときのサポート体制や、車検・整備の利便性などアフターサービスの充実度も車種選びの重要なポイントになります。
これらの点を総合的に比較検討し、自社の輸送事業にマッチした増トン車を選ぶことが肝要だと言えるでしょう。
増トントラックの新車の特徴
増トントラックの新車を購入するメリットは、何と言っても最新の性能と品質を手に入れられる点にあります。最新モデルの増トン車は、エンジン性能や燃費、安全装備など様々な面で進化を遂げています。排ガス規制をクリアした環境性能の高いエンジンを搭載し、尿素SCRシステムの採用で環境負荷が大幅に低減されているのが特徴です。また、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報など先進の予防安全装置を備えた車種も増えてきました。
加えて、新車ならではの高い信頼性も魅力と言えます。新車であれば初期不良のリスクが少なく、無償の品質保証が受けられるため、万一のトラブルにも安心して対応できます。長期保証の充実しているメーカーもあり、大きな初期投資に見合った品質の高さが期待できるでしょう。
増トントラックの中古車の特徴
増トントラックの中古車は、新車と比べて割安な価格で購入できるのが何より大きな魅力です。新車価格の半額程度で、走行距離の少ない良質な中古車が見つかることもめずらしくありません。予算重視で増トン車の導入を検討している事業者にとって、中古車は非常に有力な選択肢になるはずです。
また、増トントラックの中古車は各メーカーから豊富なラインナップが用意されているのも特徴の一つです。新車はメーカーの生産計画に左右されますが、中古車なら型式が古くなったモデルも含めて、幅広い車種の中から事業用途に合った1台を選べます。レンタル・リース用車両の流通も拡大しているので、比較的新しい年式のお買い得車両が見つかることも少なくありません。
ただし、増トントラックの中古車選びには各部の消耗度合いをチェックする目が必要不可欠です。増トン車は通常の4トン車よりも過酷な条件下で酷使されるケースが多く、走行距離以上に消耗が進んでいることも珍しくありません。エンジンやミッション、サスペンションなど足回りの状態を隅々まで確認し、整備不良車を避けるようにしましょう。その点さえ注意すれば、コストを抑えつつ品質の高い増トン車を手に入れることができるはずです。
このように、増トントラックの新車・中古車にはそれぞれ特徴があります。メリットとデメリットをよく吟味しつつ、費用対効果の高い1台を選ぶことが賢明だと言えるでしょう。輸送品質を何より重視するなら新車を、コストを優先するなら中古車を選ぶなど、自社の事情に合わせた選択をすることが肝要です。増トントラックという頼もしい相棒を得て、事業の発展につなげてください。
使用中のトラックの増トンは可能?
増トン改造の概要
増トントラックを新車で購入するほか、使用中の4トン車を増トン仕様に改造するという選択肢もあります。専門の改造メーカーに依頼し、車両総重量と最大積載量を引き上げる改造を施す方法です。シャシーやサスペンションなど足回りの強化が中心で、数週間から数ヶ月の工期を要するのが一般的です。増トン改造は新車購入よりも割安なので、少ない投資で輸送能力を高めたい事業者に選択されることが少なくありません。
増トン改造の注意点
ただし、増トン改造にはデメリットもいくつかあることには注意が必要です。例えば、増トン改造を施工すると、残存するメーカー保証が無効になるケースがほとんどです。メーカーのサポートを頼りにできなくなるため、増トン後のトラブル対応を自社で行う必要が出てきます。事故を起こした際の責任問題も、メーカーに頼ることは難しくなるはずです。増トン後のリスクを許容できるかは、慎重に見極めたいポイントだと言えます。
増トン改造に適したトラック
増トン改造に適している4トン車、適していない4トン車があることにも触れておきましょう。比較的新しい4トン車なら増トン改造に耐えられる強度を備えていますが、古い4トン車は経年劣化でシャシー強度が落ちているため増トン改造に向きません。増トン改造が可能な年式や走行距離の目安は、改造メーカーによって異なります。増トン改造を検討する際は、対象となる4トン車の年式や走行距離、事故歴などを改造メーカーに伝え、適否や施工の可否を判断してもらうことが賢明でしょう。
おすすめの増トントラックを紹介
三菱ふそう スーパーグレート
三菱ふそうの増トン車の中でも特におすすめなのが、大型トラックの主力モデル「スーパーグレート」をベースにした増トン仕様車です。最大積載量11,450kg、車両総重量24,980kgを実現した12.5トンクラスの増トン車で、6×2の3軸車を中心にラインナップされています。12000ccクラスの大排気量エンジンを搭載し、重量級の貨物輸送にも優れた走行性能を発揮します。フラッグシップモデルならではの先進装備も魅力で、長距離ドライバーに人気です。
いすゞ ギガ
いすゞの増トン車で注目されているのが、大型トラック「ギガ」の増トン仕様車です。こちらも最大積載量11トン超、車両総重量25トン前後を実現する12.5トンクラスの車両で、6×2と6×4の3軸車が用意されています。環境性能と経済性に優れた直列6気筒エンジンを搭載し、重量物輸送から長距離運行まで幅広い用途で高い働きを見せます。燃費性能の高さも大きな特徴で、輸送コストの削減に大きく貢献するはずです。
日野 プロフィア
日野自動車の増トン車で人気なのが、大型トラックの主力モデル「プロフィア」の増トン仕様車です。10トンクラスから12.5トンクラスまでの幅広いラインナップを誇り、多彩な輸送ニーズに的確に応えられるのが特徴です。独自開発の直列6気筒エンジンは優れた環境性能と高い出力特性を実現。北米市場でも高い評価を得る高品質なキャブは、居住性の高さも売りの一つです。アフターサービスの充実度も高く評価されています。
UDトラックス Quon
UDトラックスの増トン車でおすすめなのが、フラッグシップモデル「クオン」の増トン仕様車です。こちらも最大積載量11トン超の12.5トンクラスの3軸車がメインで、シングルキャブとダブルキャブの2種類のキャブが用意されています。直列6気筒11リッターエンジンはトルク重視のチューニングで、優れた走行性能を実現。北欧生まれのキャブは先進的なデザインと高い居住性を両立しており、長距離ドライバーからの評価も上々です。
以上、国内4メーカーのおすすめ増トン車をピックアップしてみました。いずれも実績十分のモデルで、高品質と高性能をお約束できるはずです。増トン車選びに悩んだら、まずはこれらのモデルをチェックしてみることをおすすめします。しっかりと比較検討を重ね、自社の輸送事業に最適な増トン車を選択してください。
増トントラックに関するよくある質問
Q. 増トントラックの燃費性能はどの程度ですか?
A. 増トントラックの燃費は、エンジンの排気量や車両重量によってかなり異なります。大まかな目安としては以下の通りです。
・4トンクラスの増トン車:4.0〜5.0km/L
・8トンクラスの増トン車:3.5〜4.5km/L
・10トンクラスの増トン車:3.0〜4.0km/L
近年は各メーカーがしのぎを削って増トン車の低燃費化を進めており、従来よりも1〜2割燃費のよい新型車も登場しています。輸送効率と燃費性能を天秤にかけながら、最適な増トン車を選ぶことが肝要だと言えるでしょう。
Q.増トントラックと一般的な4トン車のタイヤは違いますか?
A. 多くの増トントラックでは、一般的な4トン車よりもサイズの大きいタイヤを装着しています。タイヤのサイズアップは、増トン車の車両総重量増加に対応するためです。
増トン車に使われるタイヤは、一般的な中型トラック用の7.50R16から、7.50R16、8.25R16、9.00R16などのサイズまで拡大します。用途や積載量に合わせて各メーカーがベストなタイヤサイズを選定しているので、タイヤ交換の際はメーカー指定のサイズを守るようにしましょう。
Q. そもそも「増トン」とは何ですか?
A. 「増トン」とは、トラックの最大積載量を増やすことを指します。シャシーやサスペンションなどを強化し、車両総重量を引き上げることで、より多くの貨物を積載できるようにするのです。
増トンの目的は、輸送の効率アップとコストダウンです。1台あたりの積載量を増やすことで、輸送回数を減らしつつ多くの貨物を運べるようになります。その分燃料代など輸送コストの削減につながるため、トラック事業者に大きなメリットをもたらすのです。
通常、増トンの対象となるトラックは4トン車と10トン車に二分されます。それぞれ「増トン4トン車」「増トン10トン車」などと呼ばれ、近年需要が拡大している車両と言えるでしょう。最新の規制や技術を投入した増トン車も次々に登場しており、選択肢が広がっています。
まとめ
増トントラックの魅力と活用メリット
今回は増トントラックについて、基本スペックから選び方、メリット・デメリットまで詳しく解説してきました。増トン車の最大の魅力は、4トン車と比べて大幅に積載量を増やせる点にあります。それによって輸送効率とコスト削減を同時に実現でき、トラック輸送業の生産性を高められるのです。
加えて増トントラックは、大型トラックよりも車両価格が割安で、維持費も低く抑えられるのが大きな魅力です。燃料代の節約につながるほか、既存の中型免許で運転できるため、人件費の上昇を避けることもできます。トラック事業者にとって、増トン車はまさに経済性の高い強い味方だと言えるでしょう。
増トントラック選びのポイント
増トントラックを選ぶ際は、積載量や車両サイズ、価格、燃費性能など総合的な視点が欠かせません。自社の輸送品目や走行ルートに適した車種選定を心がけ、メンテナンス体制の充実度もチェックすることが大切です。新車か中古車かについては、予算や車両管理の方針に合わせて柔軟に選択すると良いでしょう。
増トントラックは、トラック輸送のコストパフォーマンスを追求する切り札的な存在です。ニーズに合った最適な1台を見つけ、会社の生産性アップとコストダウンを実現していただければと思います。増トン車の導入を機に、事業のさらなる発展を目指してください。
今回紹介した内容を踏まえて、トラックの運転手が合っていると感じた方は、積極的に転職を検討してみてはいかがでしょうか。こんなお悩みはありませんか?
- 「年収を上げたい…」
- 「ホワイトな職場に転職したい…」
- 「未経験だけどドライバーになりたい…」
近年、日本ではドライバーの数が減少傾向にあるため、今の職場よりも良い給与や環境で働ける企業から内定を獲得できる可能性が高まっているのです。
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